スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アランの幸福論

アラン

アランを知ったのは、3年くらいまえ。
あいかたから本をもらったのがキッカケです。

アランは19世紀後半~第2次世界大戦終結後の激動の時代を生きたフランスの哲学者。
幸福に関する考察がとても有名です。

彼にとって幸福とは、一言で言ってしまえば『礼節を重んじ、上機嫌に振舞うこと』

ちょっとした体の不調や、人間関係のいざこざに対して、複雑に捕らえてしまうことなどせず、悠々と上機嫌に構えなさい、ということです。

アランは机上の説明だけでなく、どうすれば上機嫌に振舞えるか、具体的な方法を教えてくれます。足がつったときの対処法とか、しゃっくりの止め方とか。怒りや悲しみに対してどう振舞えばよいかとか。

アランの言葉は、私にとっていつも真で、読むたびに反省させられることばかりです。

先日読んだもので、是非紹介したいものがありました。
『はじめている仕事』というプロポ(=新聞のコラム)です。

・・・しかしながら、あの仕事に専念した幸福な人々をごらんなさい・・・つまらぬ仕事などないのだ。いったんやりだしたならば。・・・刺繍もはじめの幾針かはあまり楽しくもない。しかし縫い進むにつれて楽しみが加速度的に倍増する。だからほんとうに、信じることが第一の徳であって、期待することは第二の徳に過ぎない。期待がやってくるのは、仕事がはかどって、状況が進展してからである。



この一節を読んで、ふと思い出したことがありました。
ラジオで若者の就職難について討論している時、リスナーの投稿(たぶん年配の方)に、
「若者は、やりたい職業につけばなりたい自分になれると思っているのではないでしょうか?」
という意見がありました。

聞いたときも、「あー、確かに」と思いましたが、アランのコラムを読んで理解が深まりました。

私もそうですが、憧れの人、もしくは憧れの生活があって、その状態に自分の身を置けば自分もそうなれる、と思い込んでしまうときがあります。望めばそうなる、見たいな短絡的な考えで、その途中にある過程に目を向けることをおろそかにしてしまう。すると、その過程で困難や予期せぬことにぶつかったときに、こうじゃなかったとか、面倒だなとか、あいつのせいでこうなった、などと、理由をつけて投げ出し、やめてしまう。

目新しいことは、いつでも魅力的に見えるものです。
魅力的なものは、すぐに期待に変わりがちです。
それは、たとえば、新しいダイエット器具を見ただけで使う前に「やせれる!」と思い込むのと同じ。

でも、アランの言うように、本当の「期待」は、物事が順調に運び出した後に現れるもの。
何もしていないときに、何の「期待」が出来るというのでしょう。
もし、目の前の、ほったらかしの仕事があるのなら、まずは手を動かしてみることです。分からなくなったら、誰かの真似をひたすらしてみること。そのうちその人のスキルが自分のスキルになり、自分の仕事になっていきます。軌道に乗り出すと、それこそ加速度的に面白くなり、本当の「期待」が膨らむでしょう。

偽りの期待に胸膨らませていませんか?


スポンサーサイト

テーマ : ひとりごと
ジャンル : ライフ

コメントの投稿

非公開コメント

はたらこね。

プロフィール

styleplususer

そこらへんの人です。
あ、どもども。

ネコリョーシカさん
FC2カウンター
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
検索フォーム
リンク
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。